「ただいま」って言える場所、見つけたんだ

仕事終わり、ふと立ち寄ったお店で、ドアが開いた瞬間に聞こえてくる「ただいまー!」の声。それに「おかえりなさい!」って返すと、その人の一日の疲れがふっと軽くなる、そんな瞬間って、なんかすごく素敵だなって思うんだよね。
私にとって、そういう場所って、まるで小さな家族みたいな、あったかいスナックなんだ。お店っていうより、なんかこう、肩の力を抜いて、素の自分になれる場所。ここでは、普段の「〇〇さん」とか「△△部長」みたいな肩書きなんて全部脱ぎ捨てて、ただの「私」でいられる。だから、「明日も頑張ろう!」って、自然に思えるんだよね。
カウンター越しに交わされる「おかえり」って言葉には、不思議な魔法が宿ってる気がする。それは、ただいらっしゃいませ、という挨拶とは全然違う。そこには、一日の出来事を全部受け止めてくれるような、温かい包容力があるんだ。
最近、そんな「おかえり」が聞きたくて、足が向いてしまうお店があるんだ。初めて行ったときは、ちょっとドキドキしたんだけど、カウンターに座ってマスターの顔を見たら、なんだかホッとしちゃって。マスターは、私みたいな若い子にも、気さくに話しかけてくれるんだ。
「今日はどうだった?」って、私の顔色をうかがうように聞いてくれる。別に、何か特別なことを話さなきゃいけないわけじゃない。ただ、今日あったちょっとした嬉しかったこととか、逆に、ちょっと落ち込んじゃったこととか、そんな些細なことをぽつりぽつりと話すだけで、マスターは「へぇ、それは良かったね」とか、「うんうん、大変だったね」って、うんうんって頷きながら聞いてくれる。
そこには、誰かを評価したり、アドバイスしたりするんじゃなくて、ただただ、相手の気持ちに寄り添おうとする優しさがあるんだ。だから、話しているうちに、自分でも気づかなかった気持ちが整理されていくような、そんな不思議な感覚になるんだよね。
お店には、私以外にも、常連さんらしき人たちが何人かいて、みんなマスターと楽しそうに話している。初めは、ちょっとアウェイかなって思ったけど、マスターが「〇〇さん、こっちにも挨拶してあげて」って、自然に私と他の常連さんを繋げてくれたりするんだ。そうやって、お店全体に、温かい一体感が生まれていくのがわかる。
お酒を一口飲むたびに、今日一日の色々が、ふわーっと溶けていくみたい。仕事で無理しちゃったこととか、人間関係でちょっと悩んじゃったこととか、そういうドロドロしたものが、カウンターの向こうに流れていくような感覚。
そして、またマスターが「はい、お代わりね」って、私のグラスにそっとお酒を注いでくれる。その手つきとか、表情に、なんだか「大丈夫だよ」って言われているような気がして、胸がじんわり温かくなるんだ。
ここは、特別な日じゃなくても、いつでも「おかえり」って言ってくれる場所。そんな場所があるだけで、明日からまた頑張ろうって、素直に思える。なんだか、人生って、こういう小さな灯りを大切にしていくことが、一番大事なのかもしれないな、なんて、そんなことを思った夜だった。また、明日も来ちゃいそうだな。✨
(Googleマップ案内)

六本木一丁目駅徒歩圏内のお店です。