五月の夜、お店が静かになったら。

5月って、夜になると空気がひんやりしてきて、なんだか落ち着くよね。お店が終わって、みんなが帰った後の、あの静かな時間がたまらなく好きなんだ。店内がシーンと静まり返って、床に椅子をひっくり返して、ワックスかけるのも、グラスをピカピカに磨いてカウンターに並べるのも、一人でやるとなんだか特別な時間みたいに感じるっちゃん。
全部の片付けが終わって、ようやく「ふぅ」って一息ついたら、自分のためにグラスにウイスキーをちょこっとだけ注ぐんだ。それから、カウンターに座って、ただぼーっとする。今日来てくれたお客さんの顔を一人ひとり思い浮かべながらね。あのお客さんは、あの時ちょっと悩んでたなとか、このお客さんは、すごく楽しそうだったなとか、色々ね。
このカウンターの上では、ほんと色んなことがあったなって思う。しんどくて、もう無理かもって思った日もあったけど、お客さんと話して、いっぱい笑って、元気をもらえた日もあった。全部、このカウンターの上で、私の中で起きたことなんだよね。
だから、この静けさがあるから、また明日も頑張ろうって思えるんだ。ここはお店だけど、私にとっては、戦場であり、一番ホッとできる場所でもあるんだよね。なんか、変な感じだろ?でも、本当にそうなんだ。
毎日、色んな人がお店に来てくれて、色んな話をしてくれて、本当に感謝しかないよ。美味しいもの食べたり、お酒飲んだりするだけじゃなくて、人と人が繋がれる場所っていうか。そういう温かさみたいなのを、私も提供できたらいいなって、いつも思ってるんだ。
夜風が窓からすーっと入ってきて、ウイスキーの香りと混ざるのが、なんだか心地よくて。今日一日、お疲れ様って、自分に言ってあげてるみたい。明日もきっと、色んなことがあるだろうけど、この場所があるから、大丈夫だって思えるんだ。
片付け終わった後の、この一人だけの時間が、私にとっての充電タイムみたいなものかな。静かな店内は、まるで私の秘密基地みたいで、ここで一日を振り返るのが、何よりの贅沢なんだよね。また明日も、誰かの素敵な思い出作りのお手伝いができたら嬉しいな。そんなことを考えながら、グラスを傾ける5月の夜。うん、悪くないな。✨
(Googleマップ案内)

中洲川端駅徒歩圏内のお店です。