街に染まっていく私と、スナックの時間

スナックを始めてから、なんだかこの街がすごく好きになったんよ。前はただ住んでるだけやったのに、今は「おかえり」って言ってくれる人が増えたっていうか。商店街のお肉屋さんの店員さんとか、向かいの居酒屋のマスターとか、近所のいつも元気なお花屋さんのおばちゃんとか。みんなが「ママ、最近どう?」って、本当に気さくに話しかけてくれるのが、なんか嬉しくて。
そういえば、お店を始める前は、同じ街に住んでるはずなのに、全然そんな繋がりってなかったなぁって思う。マンションの隣に住んでる人とか、挨拶くらいしかしたことなかったもん。それが、この「スナック」っていう場所があるだけで、街の中に私の居場所ができたっていうか、根っこが張ったような感覚なんよね。
お客さんたちが「この街、いいよね」なんて言ってくれると、私も「ほんまそうなんよ!」って、心から共感できるようになった。以前は「そうですね〜」って、ちょっと他人事みたいに聞いてたかもしれない。でも今は、私もこの街の一部なんやって、胸を張って言える気がする。スナックが、私をこの街に優しく溶け込ませてくれたんやなって、しみじみ思う今日この頃です。
お客さんと話してると、色んな街の話を聞けるのも楽しい。遠くから来てくれる人もいれば、この街にずっと住んでる人もいる。みんな、それぞれの「好き」を抱えて、このお店に集まってくれるんやなって思うと、なんだか胸が温かくなるんよ。
もちろん、最初は不安もいっぱいあった。お店をやるって、どういうことなんだろう?うまくやっていけるんだろうか?って。でも、一歩踏み出してみたら、思ってたよりもずっと温かい世界が広がってた。顔馴染みが増えるたびに、私の世界もどんどん広がっていくような気がする。
お肉屋さんのご主人なんて、いつも「ママ、今日もお疲れさん!」って、優しく声をかけてくれるんやけど、その一言が、一日の疲れをふっとばしてくれるんよ。そういう小さなやり取りが、毎日を彩ってくれてるっていうか。
お花屋さんの奥さんも、いつも綺麗なお花を飾ってて、お店に入るたびに気分が上がるんよ。この前なんて、「ママに似合いそうな花があったから」って、一輪くれたりして。そういう、さりげない優しさが、本当に沁みるんやなぁ。
居酒屋のマスターは、うちの店にもよく顔を出してくれるんやけど、いつも「ママ、こっちは大丈夫だから、ゆっくり休んでね」って、気遣ってくれる。こういう、地域の人たちとの繋がりって、本当にありがたいものやなって、改めて感じる。
お店をやってて一番嬉しいのは、お客さんたちが「ここに来ると、ホッとする」って言ってくれる時。それは、私がこの街に受け入れられてる証拠なんかなって思うと、涙が出そうになるんよ。
スナックは、ただお酒を飲むだけの場所じゃなくて、人と人が繋がる、温かいコミュニティなんやなって、日々実感してる。この街で、このスナックを始めて本当に良かった。これからも、この温かい繋がりを大切にしていきたいな。ふと、窓の外を見たら、いつもの見慣れた景色が、なんだかキラキラして見えた。✨
(Googleマップ案内)

東門街徒歩圏内のお店です。