5月のスナック、みんなの涙と笑顔と

もう5月も終わりかあ。早いなー、ほんまに。今月もたくさんのお客さんが来てくれたんやけど、みんなの顔が次々と思い浮かんでくる。カウンター越しに見た、いろんな表情。泣いてた人もいたな。つらかったんやろうな、って思うと、私も胸がぎゅってなった。でも、泣いた後、ちょっとだけ元気になってくれたり、笑顔になってくれたりするのを見ると、ほんまに嬉しかった。
もちろん、ずーっと笑ってた人もいっぱいいるよ。仕事の愚痴とか、友達との面白い話とか、聞くだけでこっちまで楽しくなっちゃうような話。そういうの聞いてると、こっちも元気もらってるんやなって実感する。
あとは、あんまり喋らんと、ただ静かにグラスを傾けてる人も。そういう人には、無理に話しかけたりせず、ただそっと、温かい雰囲気だけは提供できるように心がけてた。その人が、その夜に、ここで少しでもホッとできたらなって。
私にできることって、ほんまに限られてるんやなって思う。美味しいお酒を用意したり、冷たいおつまみを準備したり、そして何より、ちゃんと話を聞いてあげること。それだけなんやけど、それでも「来てよかった」って言ってもらえたら、それだけで十分やねん。
だって、みんな、それぞれにいろんな夜を過ごしてるんやん。楽しいことばっかやないし、つらいことだってある。そんな時に、ふと立ち寄りたくなる場所、心の中にある重たいものを少しだけ吐き出せる場所、そんな存在でありたいなって。
カウンターに座って、ポツリポツリと話してくれる言葉。時には、言葉にならない声だったり、ため息だったり。そういうのを、ただただ受け止める。特別なことは何もできないんやけど、その「ただ聞く」っていうことが、誰かの心を少しでも軽くするんやとしたら、それが私にとって一番のやりがいやから。
お酒の力も大きいよな。ちょっと酔いが回ってくると、普段は言えないような本音が出てきたり、隠してた気持ちが溢れてきたり。そういうのを、隣でそっと見守ってる。怒ったり、責めたり、そんなんじゃなくて、ただ「うんうん」って相槌を打ったり、共感したり。
5月は、そんな風に、たくさんの人の「夜」に寄り添わせてもらった一ヶ月やったな。みんな、ほんまにありがとう。
来月も、きっと、いろんな人がこのドアを開けて入ってくるんやろうな。また新しい顔、懐かしい顔。それぞれの物語を抱えて。私も、またここで、温かい光と冷たいお酒と、ちゃんと話を聞く耳を、たくさん用意して待ってるからね。
これからも、みんなの心に、ちょっとだけ温かい灯りをともせるような、そんなお店でありたいなって、改めて思った5月の終わりでした。また来月、元気な顔で会おうね!✨
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