ママ、今日の主役は私です!

5月のとある夜のことなんやけど、お店にいつもの常連さんグループがわーっと入ってきてくれたんよ。で、そのうちの一人が「ママ、今日は俺の昇進祝いや!」って、もう、キラキラした笑顔で言ってくれて。いやー、もう、こっちまで嬉しくなっちゃって、思わず「えー!おめでとう!」って大声で叫んでしまったわ。
その瞬間、お店の空気が一気にパーッと明るくなった感じ。みんなでボトルを開けて、グラスをカチンと合わせて、そこからはもう、笑い声と賑やかな話し声でいっぱいになった。普段はちょっと大人しい人も、この日は特別らしくて、色んな話をしてくれてん。私も、みんなの笑顔を見てるだけで、なんだかこっちまで元気をもらえるような、そんな温かい気持ちになったわ。
でね、お祝いも一段落した頃に、さっき昇進祝いを言ってくれたお客さんが、私のところに来てくれたんよ。そんで、ポツリ、ポツリと話し始めてくれたんやけど、「ママ、ここでママに愚痴聞いてもらいながら、なんとか頑張れたんや」って言ってくれて。もう、その言葉を聞いた瞬間、なんだか胸が熱くなっちゃって、涙がこぼれそうになった。
普段、私がお客さんに提供してるのって、せいぜい美味しいお酒と、ちょっとした話し相手くらいかなって、ずっと思ってたんだ。だから、まさか、誰かの人生の支えに、そんな風になれてたなんて、夢にも思わなかった。だって、私だって、お客さんの話を聞いて、元気をもらうことの方がずっと多いもん。
でも、その言葉を聞いて、あぁ、この仕事も、ただお酒を出すだけじゃないんだなって、初めて心から思えたんよ。誰かの人生の、ほんの少しでも、応援できる存在になれてるんやって。そんな風に思えた夜は、本当に久しぶりやった。
お客さんが私のためにも、こんな風にお祝いしてくれるなんて、本当にありがたいなって、改めて感じたわ。お店を始めてから、色んなことがあったけど、こうやって温かい言葉をかけてくれる人がいるから、頑張ってこられたんやなって、しみじみ感じた。
お酒が進むにつれて、みんなの顔もどんどん紅潮してきて、さらに話も弾んでいく。仕事の愚痴あり、プライベートの楽しい話あり、ほんと、色んな話を聞かせてもらった。みんな、一生懸命生きてるんだなって、改めて尊敬する気持ちにもなったな。
普段、私たちは色んな役割を抱えて生きてるじゃない?仕事での立場、家庭での役割、友達との関係性とか。でも、この夜は、そんな肩書きとか、全部取っ払って、ただ「人間」として、みんなで心を通わせられたような気がしたんよ。
「ママ、いつもありがとうな」って、何人もの人に言ってもらえて、もう、嬉しくて、嬉しくて。なんか、照れくさかったけど、心の中は、たくさんの感謝の気持ちでいっぱいになった。
この仕事をしてて、本当に良かった。そう思えた、最高に幸せな夜やったわ。これからも、もっともっと、みんなにとって、心安らぐ場所でありたいなって、強く思った。また、みんなで笑って、色んな話ができる日を、心待ちにしてるね。ありがとう、大好きだよ。😊
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