新しい「私」を見つけられた場所

最近、小さなスナックを始めたんだ。まだ全然新米で、毎日バタバタしてるんだけど、それでもなんか、こう…「生きてる!」って実感できる瞬間が増えた気がするんだよね。
会社員だった頃は、朝から晩までずーっと誰かの時間に合わせて動いてた。会議の時間、終わりの時間、ランチの時間…全部が誰かが決めたレールの上を走ってる感じ。もちろん、それはそれで安定してたし、周りのみんなも同じように頑張ってるから、それが当たり前だと思ってた。でも、ふとした時に「あれ?私、本当は何したいんだろう?」って思うことがあって。
それが、このスナックを始めてから、ガラッと変わったんだ。お店の雰囲気とか、お酒の仕込みのタイミングとか、お客さんとの会話のテンポとか、全部自分で決められる。もちろん、売上が少ない日だってあるよ。正直、そんな時は「あー、もっと頑張らなきゃな」って焦る気持ちもゼロじゃない。でも、会社員時代みたいに「ノルマ達成しなきゃ!」とか「先輩に怒られないように…」みたいなプレッシャーとは全然違うんだ。
今は、「今日来てくれたお客さん一人ひとりを大切にしよう」って、すごくシンプルに思える。その人がどんな気分で来てくれて、どんな話を聞いてあげたいかな、とか。そういう、目の前のことに集中できるのが、私にはすごく心地いいんだよね。
なんかね、スナックをやってて一番良かったなって思うのは、誰かが作った「物差し」じゃなくて、自分で作った「物差し」で毎日を測れるようになったことなんだ。会社員時代は、周りの評価とか、同期との比較とか、どうしても外の基準に合わせがちだったけど、今は違う。自分が「今日はこれができたな」って思えたら、それが私にとってのOKなんだ。
もちろん、まだまだ勉強することはたくさんあるし、正直、不安なことだってたくさんある。でも、この小さなお店で、自分で決めたルールの中で、自分のペースで進んでいけるっていうのは、何物にも代えがたい経験だなあって思うんだ。
夜になると、お店の明かりがポツンと灯る。そこに、一人、また一人とお客さんが来てくれる。最初は緊張して、どう接したらいいか戸惑うこともあったけど、今はお客さんの笑顔を見ることが、私にとって一番のご褒美。みんな、色んな事情を抱えてお店に来てくれるんだなって思うと、もっともっと、温かい空間を作りたいなって気持ちになるんだ。
この間なんて、常連のおじさんが「君のお店に来ると、なんかホッとするよ」って言ってくれて、もう、泣きそうになっちゃった。そんな風に思ってもらえるなんて、本当に嬉しい。
まだまだ道のりは長いけど、このスナックが、私にとっても、来てくれるお客さんにとっても、ちょっとした「心の休憩所」みたいな場所になったらいいなって、密かに願ってるんだ。そう思ったら、なんだかまた明日も頑張ろうって思える。また明日も、自分らしく、精一杯やろう。😊
(Googleマップ案内)
阪急神戸三宮駅徒歩圏内のお店です。