カウンターの向こうに立つ私

「スナックをやっていて良かった」って、もし一言で聞かれたら、迷わずこう答えると思うんだ。「私が私になれたから」。なんか、かっこつけてるみたい?でも、本当にそうなんよ。
今まで、誰かの部下だったり、誰かの奥さんだったり、誰かの母親だったり…いろんな「〇〇の△△」として生きてきた。もちろん、それも私なんだけど、なんだか自分自身でいることとはちょっと違う気がしてた時期もあったんだよね。でも、このカウンターに立って、「スナックのママ」としてお客さんと向き合っている時間って、それが全然違う。ただ「私」なんだ。誰かの付属じゃなくて、独立した「私」。
もちろん、お店を始めてから、うまくいかないことだってたくさんあった。夜中に一人で泣いた日なんて、数えきれないくらい。なんでこんなこと始めたんだろうって、何度も思った。でも、そんな失敗や涙も、全部ひっくるめて、今の私を作っているんだって、最近ようやく思えるようになったんだ。だから、あの時の自分にも、胸を張って「やって、良かったよ」って言える気がする。
カウンターの向こうに立つ自分が、一番自分らしい。そう思える瞬間って、本当に尊いなって思う。お客さんが、私の話に耳を傾けてくれたり、悩みを打ち明けてくれたり、時には一緒に笑ってくれたり。そういうやり取りの中で、私自身も元気をもらっていることに気づくんだ。
このお店は、私にとって、ただの仕事場じゃない。自分を解放できる場所だし、自分自身と向き合える場所。そして、お客さんと心を通わせられる、温かい場所。ここでは、肩肘張らなくていい。自然体でいられる。それが、どれだけ自分にとって大切かって、このお店をやってみて初めて分かったことなんだ。
開業した日のこと、覚えてる?ドキドキと不安でいっぱいだったけど、それでも「やってみよう!」って決めたあの日の自分。あの日の自分に、今の私を見せてあげたいなって思う。そして、「大丈夫だよ、きっとうまくいくから」って、あの頃の自分に言ってあげたい。
日々の小さな出来事や、お客さんとの温かい会話。その一つ一つが、私を支えてくれている。もちろん、これからも波乱万丈な日々が待っているかもしれない。でも、このカウンターに立ち続ける限り、私は私らしくいられる。それが、私にとって何よりの宝物なんだ。だから、これからも、この場所で、私らしく輝いていきたいな。うん、そう思う。✨
(Googleマップ案内)
阪神三宮駅徒歩圏内のお店です。