誰かの「ありがとう」が、私の宝物

最近、しみじみ思うことがあるねんけど、スナックに来るお客さんって、ほんとはお酒を飲みに来てるだけじゃないんやなって。みんな、誰かに話を聞いてほしくて、ここに来てるんやなって、つくづく感じるんよ。
昨日の夜も、常連の田中さんが来てくれたんやけど、会社でのミスについて、もう2時間くらい話し続けてはったわ。私も、相槌を打ちながら、ひたすら水割りを作ってたんやけど。でも、田中さんが「ありがとう、なんか楽になったよ」って言って、帰っていく背中を見送るとき、なんか、すごく大切な仕事をしたような気がして、胸が温かくなったんや。
私自身、特別な資格とか、すごいスキルがあるわけでもないし、正直、普段は「私に何ができるんやろ?」って思うことばっかやねん。でも、このスナックという場所やからこそ、私にしかできないことがあるんやって、そう思ってる。
ここに来てくれるお客さんたちは、みんなそれぞれ、人生で色んなことを抱えてるんやなって思う。仕事の愚痴とか、家族のこととか、友達には話しにくい悩みとか。そういうのを、私にポロポロと話してくれる。もちろん、私も真剣に耳を傾けるし、できる限り寄り添いたいなって思ってる。
「え、ほんまに?」「それは辛かったな」って、相槌を打つだけやったり、ただ黙って隣に座ってるだけやったり。それでも、話してるうちに、だんだん顔色が明るくなって、最後には「あー、スッキリした!」って笑顔になってくれる。その瞬間が、たまらなく嬉しいんよ。
昔は、私も「ただの水割りを作るだけの人」って思ってた時期もあった。でも、今は違う。お客さんが抱えてるモヤモヤとか、しんどさを、少しでも軽くしてあげられる存在になれてるんやなって、そう思えるようになった。
スナックって、ほんまに不思議な空間やなって思う。高級なレストランみたいに、美味しい料理があるわけでもないし、おしゃれなバーみたいに、洗練されたカクテルがあるわけでもない。でも、ここには、人との温かい繋がりとか、安心できる雰囲気がある。
私も、お客さんたちが、ここで少しでも心を休めて、明日からまた頑張ろうって思えるような、そんな場所でありたいなって、いつも思ってるんや。だから、これからも、一人でも多くのお客さんの「ありがとう」を、私の宝物にしていきたいな。 😊
(Googleマップ案内)

阪急神戸三宮駅徒歩圏内のお店です。