なんか、泣ける場所があるって、ええなって思った夜

この前、お店に若い男の子が一人で来てくれたんよ。たぶん20代前半かな〜って感じやったんやけど、最初はずっと明るく振る舞ってて、「今日、なんかええことありました?」なんて話しかけたりもしてたんやけどね。
そしたら、お酒が進むにつれて、なんだか様子が変わってきて。ふとした瞬間に、ポロポロって涙がこぼれ始めたんよ。最初は「あれ?どしたんやろ?」って思ってたら、どうやら彼女と別れたばかりみたいで。「どうしたら、もっとうまくいったんやろ」って、ずっと自分に問いかけてるのが伝わってきて、こっちまで胸が締め付けられるような気持ちになったわ。
ママとしては、特になにも大げさなことはせえへんねん。ただ、そっとお水を出し直したり、時々「しんどかったな」って、うんうんって相槌を打つくらい。無理に励ましたり、アドバイスしたりするでもなく、ただそばにいる。それが、もしかしたら、一番彼に寄り添えるやり方なんかなって思ったんや。
だって、誰だって、つらい時には誰かに話を聞いてほしい時もあれば、ただ静かに泣きたい時もあるやん? そんな時に、受け止めてくれる場所があるって、ほんとにありがたいことやなって、私も改めて思ったんよ。
彼、ずいぶん涙が落ち着いた後、帰り際に「ありがとうございました。なんか、すごく楽になりました」って言ってくれたんや。その言葉を聞いて、なんだか私もジーンときちゃって。
スナックって、そういう場所なのかもしれへんなって。キラキラした場所じゃなくても、ちょっと肩の力を抜いて、泣きたい時に泣けて、笑いたい時に笑える。そんな、等身大の自分でいられる場所。
彼がまたいつか、笑顔で「ただいま〜」って来てくれるのを、待ってるんやな。もちろん、また泣きたくなっちゃった時も、いつでも大歓迎やで。だって、泣ける場所があるって、やっぱりええことやもんね。人生、いいことばっかりじゃないけど、こういう風に、そっと心を預けられる場所があるって、心の支えになるもんやなって、しみじみ感じた夜やったわ。また来てね、待ってるで!✨
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