涙から笑顔へ、スナックで生まれた温かい夜

今日、お店にふらっと立ち寄ってくれた、まだ若い女の子のお話やねんけど。最初、カウンターに座った時、ずっと泣いてはって、見ているこっちも胸がぎゅっとなったわ。どうやら、最近お付き合いしてた彼にフラれてしまってはったみたいで。
「もう、何もかも嫌になっちゃった…」
そんな風にぽつりぽつりと言っては、また涙が溢れてくるんやけど。その様子を見て、いつもの常連のおじさま方が、すっと声をかけてくれはったんよ。「おおきに、お姉さん。元気出しなはれ!」とか、「若いんやから、これからもっとええ出会いがいくらでもあるで!」って、まるで自分のことみたいに熱く励ましてくれはって。
最初は「もう無理…」って俯いてたその子も、おじさま方のあったかい言葉に、だんだん顔を上げてきて。「え、ほんとですか…?」なんて、かすかに笑顔がこぼれ始めたんよ。その顔を見た瞬間、私まで嬉しくなってしまって。
スナックって、不思議な空間やなって、改めて思った夜やったわ。普段やったら、なかなか接点のない世代の人たちやのに、こうやって一つのお店で、心の垣根を越えて繋がれるんやなって。あの女の子も、きっとこの夜のことを、ちょっぴり前向きになれる力に変えてくれるはずや。
おじさま方が、その子に「またいつでもおいで!いつでも応援してるからな!」って、肩をポンポン叩いて送り出してくれはったんやけど、その背中を見送りながら、私もなんだかジーンときてしまった。
失恋って、本当に辛い。何をしてても、ふとした瞬間に涙が出てきたり、楽しかった思い出が急に苦しくなったり。私も経験したことあるから、その子の気持ち、痛いほどわかるんよ。でも、そんな時こそ、誰かの温かい言葉が、どんな薬よりも効くのかもしれへんなって。
「一人で抱え込まんでもええんやで」って、そういうメッセージが、あの場にいたみんなから伝わってきたんやと思う。スナックのカウンターって、ただお酒を飲むだけの場所やなくて、色んな人が色んな想いを抱えて集まってきて、そして、ほんの少しでも心が軽くなれるような、そんな場所やったりするんやなって。
あの後、その子が帰っていく時の、ほんのり明るくなった笑顔が、今でも目に焼き付いてる。あの笑顔が見られただけで、私も今日一日、頑張ってよかったなって思えたんや。
人との繋がりって、本当に大切やな。見ず知らずの人でも、ちょっとしたきっかけで、こんなにも温かい気持ちになれるなんて。今夜も、そんな素敵な夜を迎えられて、私は幸せやなって思ったわ。また明日も、誰かの心に寄り添えるような、そんなお店でありたいな。😊✨
(Googleマップ案内)

JR三宮駅徒歩圏内のお店です。