カウンター越しのドラマたち

毎晩、スナックのカウンターで色んな顔と出会うんやけど、ほんまに面白い。嬉しそうな顔、疲れた顔、照れた顔、泣きそうな顔…。それぞれにストーリーがあるんよね。見てると、まるで一つのドラマを観てるみたいやなって思うわ。
お客さんが話してくれる人生の一部を、ママとしてこうやって毎晩見せてもらえるのは、ほんま贅沢な仕事やと思う。初めはただのアルバイトやったけど、今ではこれが自分のライフスタイルになってるから不思議。毎日同じようで、決して同じじゃない。どこか違う日常を味わえるから、飽きることがないんやな。
カウンター越しに見ていると、初めてのお客さんと顔なじみのお客さんの違いも面白い。わからんことを探りながら一歩ずつ距離を縮めていく感じがたまらん。逆に、いつも来てくれるお客さんには、喋らなくても通じるもんがあるし。笑顔やちょっとした仕草でお互いにわかり合える感覚、これがまた心地よいねん。
そして、時には涙を流すお客さんもいてね。そんな瞬間に出会うと、なんだか自分も共感してしまう。人って、ほんまに色んな感情を持ってるんやなって、改めて気づかされる。この仕事をしてると、ただの接客じゃなくて、一緒に喜んだり、悲しんだり、それを一緒に体験しているような気持ちになるんよ。
私がこんな風に思えるのも、周りのお客さんのおかげやな。化粧直しのためにトイレに行ったとき、笑顔で「頑張ってな!」って声かけてくれる人もいて、その一言でまた頑張ろうって思える。こうやってお互いに影響し合ってるんやなと感じる瞬間が、ほんまに幸せ。
何十年やっても飽きへん理由は、こういう小さなドラマの積み重ねなんやろうな。気づかないところで、誰かの心の支えになれるって、ほんまに素晴らしい。これからも色んな顔を見て、色んな物語に触れながら、私も成長していけたらいいな。
この仕事が終わった後に、自分自身がまた新たな喜びや感情を感じられる時間。それが今の私にとって、とても大切なことなんや。時々、しんどい日もあるけど、そんな時でも、ふっとカウンターの向こうにいるお客さんの顔を見ると、心が温かくなるねん。
人生には色んな瞬間があって、その一つ一つが本当に大事やな。この仕事を通じて、私もその瞬間をもっと大切にしていきたいと思った、今日この頃。💖
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