なんか、泣きそうになっちゃった日

5月の終わりって、なんかこう、空気が変わる感じしません?ちょっと蒸し暑くなってきて、でもまだ夏のギラギラした感じじゃなくて、しっとりしてるっていうか。そんな中、いつもの常連さんが、ふらっとお店に寄ってくれたんです。そしたらね、なんか、ちょっと照れた顔で封筒を差し出してくれて。「手紙なんて、俺には似合わねえんだけどさ。なんか、急に書きたくなっちゃって」って。
もう、その時点で「え、なになに?」ってドキドキしたんですけど。封筒を開けてみたら、便箋が1枚入っていて。そこに、まっすぐな文字で「いつもありがとう。ここがあるから、俺、頑張れてるんだ」って書いてあったんです。
言葉にするのが、ちょっと苦手なのかな?って思うくらい、文字は少しだけ、こう、不格好というか、丁寧なんだけど、ちょっとだけ個性的な感じ。でも、それがね、なんか、すごく心に響いたんですよ。無理に綺麗に書こうとしてない、素直な気持ちが伝わってくるっていうか。
「あぁ、こんな風に思ってくれてるんだな」って思ったら、もう、急に涙腺が緩みそうになっちゃって。ぐっとこらえて、ただ「ありがとうございます」って、声が震えないように、精一杯伝えました。本当は、もっと色んな言葉を返したかったんですけど、あの時は、それしか言えなかったなぁ。
その手紙、今でもカウンターの引き出しの奥に、そっとしまってあるんです。たまに、すごくしんどい夜とか、一人で「あー、もうダメだ…」ってなっちゃう時があるじゃないですか。そんな時に、そっと引き出しを開けて、あの便箋を取り出して読むんです。
「いつもありがとう。ここがあるから、俺、頑張れてるんだ。」
たったそれだけの言葉なのに、不思議と「よし、もう一回頑張ろう」って思えるんですよね。あの温かい気持ちに包まれて、また、ちゃんと立てる気がするんです。お店をやってると、色んなお客さんが来てくれて、色んな話をするけど、こういう風に、直接気持ちを伝えてくれるって、本当に宝物だなって思います。あの日の常連さん、本当にありがとう。またいつでも、ふらっと寄ってくださいね😊。
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